前回ちょっと書いた通り、畑を借りて始めることになりました。
ここは、前に畑をしていた方が亡くなり、数年放置されていた場所でした。草刈りを親が頼まれていて、畑したいんだったら借りられるか聞いてみようか、と母に声をかけられて、前回の記事を書きながら、庭じゃもう無理かもと心が折れていたところだったので、二つ返事でやるやるー!と答えました。
しかし、すぐに後悔することになります…
はじめ数日通いましたがとにかくススキの根っことのたたかい。
かなり深くに、しかもびっしりの根っこが土の中にあり、とにかくショベルでひたすら掘り起こす日々…
ちなみにこれが、放置状態だった畑の写真。ブランコの奥の草ボーボー地帯がそう。
ススキにセイタカアワダチソウ、桑の木も何本も生えています…
とにかく厄介なのがススキで、掘り起こすたびに、崩壊後のラピュタみたいなのが出てきました。スギナより厄介なやつがいるとは…
前に畑をしていたおばあさんが書いたと思われるこんな看板もでてきました。野菜泥棒の被害は結構あると聞いています。山からは離れているので動物の被害はなさそうですが、泥棒対策はしなくてはいけなさそうです。
写真手前の山になっているのが、ススキの根です。掘り起こしては焼き掘り起こしては焼き…
途中で耕運機を手に入れた父が全体に耕運機をかけたのですが、ススキの根が細切れになり、ひたすらふるいをかけて根を取り除くという終わりの見えない作業に…
途中、母からの助言で、植え付けする場所だけやって植えていったら?ということで、ちょうど植え付け時期だった玉ねぎを植えることに。
暗くなるまで頑張ってようやく玉ねぎの植え付けが終わったところ。しかしこの玉ねぎは数日後、ほぼ全滅してしまいました。
なんだか元気がないなあと一本引っこ抜いてみたら、根元に白い蛆虫がわらわらと巣食っていたのです。
どうやらタネバエという虫が卵を生みつけていったようで、ほとんどの苗が被害に遭っていました。
本当ならば土づくりをしてしばらくおいてから植え付けなければならなかったところ、時間がなかったのですぐ植えたため、肥料に使った鶏糞のにおいに虫が寄って来た事、暑い日が続き虫が繁殖したこと、が原因だと思います。
被害の少ない苗をとりわけ、さらに追加の苗を購入して、場所を変えて、マルチはなしで植え付けました。こちらは今のところ無事です。春に無事玉ねぎが収穫できることを祈ります。
豆類(さやえんどう、実えんどう、スナップえんどう、そら豆)
それから私が種まきして苗を育てていたイタリアのそら豆、ファーべなど
アスパラ、レタス、小蕪、ほうれん草など、畑へ来ては少し耕し、植えて(種を撒いて)いきました。
12月末から1月は雪の舞う日も多く、寒かったので畑はサボっていましたが、先日草むしりのため久しぶりに行ってみたら
しっかり小蕪が膨らんできていました!
畑より前に、庭に同じ蕪を撒いたけど、ぜんぜんひょろひょろなのに…やっぱり日当たりのいい場所は違うなあ
これは同時期、近くの母の畑で撮ったミニトマト。11月中旬なのにこんなに実がなってて感動!
いきなり自然の洗礼を受けて、心折れかけましたが土をいじっているのはとても気持ちがいいです。無心になれるので、考えすぎる性格の私にはとても合っていると思います。
次はニンジンと、じゃがいもの土作りかな。そうこうしているうちに、夏野菜の種まきも始まるし、考えているとわくわくします。
畑に夢中で、庭の方は疎かになりがちですが…。ばらの植え替え、剪定誘引なども終わり、今月はクレマチスの剪定もして、あとはちょこちょこと雑草を整えながら春の訪れを待つかな
新しいばらもお迎え。
ロサオリエンティスさんの「トロイメライ」です。Twitterで画像が目に止まって、一目惚れでした。シューマンのトロイメライの優しい旋律を思い浮かべながら待ち、ようやく対面したら、なかなかのトゲ!
これも春の楽しみです。
去年購入してまだ花の見れてないロサガリカオフィキナリス、ロサエグランテリアなども今年は見られたらなあ。
春は楽しみがいっぱい。
寒い冬もあとちょっと。昨今の情勢もあり、なかなかしんどい晩冬になりそうだし…